こんにちは。
浦和親子アート教室
未来あそびラボの
かくこうみずほです。
言葉の発達を促すために
言語の発達には、
・語りかけ
・絵本の読み聞かせ
が良いとされていますね。
私もこれらには大賛成です!
それ以外に付け加えて欲しいなと思うのが「口・唇」を使う遊びです。
・口や唇、舌の発達
・口腔内及び口周辺の筋肉の発達
が促されることで、
舌を自由に動かせるなど身体側の話す準備が整っていきます。
遊びながら、
自然と発達を促すあそびをご紹介します。
言葉の発達にオススメな遊び
息を吹きかける
低月齢(ねんね)の頃から出来る遊びとして赤ちゃんの顔に向かって、優しく息を吹きます。
最初は驚くかもしれませんが、とっても喜んでくれる赤ちゃんが多いですよ。
息を吹く遊び
ティッシュ、ガーゼハンカチやスカーフ、薄手のハンカチ何でも大丈夫です。
顔の前に持ってきて「フー」と吹く遊び。
この遊びは腰すわりくらいから始められます。
最初は、お母さんが何回も楽しそうにやって見せてあげてくださいね。
ハーモニカ
「息を吹く」遊びが出来たら、次はハーモニカがオススメです。
吹く向きさえ正しい方から吹ければ、簡単にキレイな音を1歳の子でも出すことが出来ます。
自分で音が出せると気づくと、楽しんで何度も繰り返し遊んでくれます。
ハーモニカは、吹いても吸っても音が出る点でもオススメです。
サイズ的に誤飲の心配もなく角も丸みを帯びているものが多いので、安全面でも安心です。
赤ちゃん用の吸っても吹いても音の鳴る笛もありますね。
こちらも「息を吹く・吸う」は同じですね。
ハーモニカの音の方が、耳心地が良く、吹く位置によって音が違うことも楽しめるので、個人的にはハーモニカが一押しですが、赤ちゃん用の玩具の笛には取っ手があることが多いので、1歳前後のお子様へ持ちやすさで選ぶなら赤ちゃん用の笛もオススメです。
ピロピロ笛
懐かしいですね、駄菓子屋さんによくあったアレです。
これは大人が試してみると分かるのですが、ある程度の肺活量が必要です。
そのため3歳・4歳くらいから始めるのが良いかと思います。
風船をふくらませる
メーカーによりゴムの硬さ(膨らましやすさ)が異なりますが、こちらも肺活量がある程度必要です。
ピロピロ笛よりもレベルアップしていますので、4歳・5歳くらいから始めるのが良いかと思います。
お子さんに渡す前に風船を左右・上下・斜め方向に引っ張って伸ばし、少し柔らかくしてから遊ぶと膨らませやすいですよ^^
それ以外にも、こんな遊びが口・唇を使うのでオススメです。
・シャボン玉
・ストローでぶくぶく
(食事のマナー的にはNGですが、子供が楽しんで筋肉を鍛えられるので、場を弁えるという方向でお母さんが良いかなと思えればオススメです。例えば、お風呂の中だけはOKなど)
・ケーキのろうそく消し(みんな競って消したがりますよね)
・タンポポの綿毛飛ばし
・パイプ吹きボール、吹上パイプ(医療現場でも取り入れられています)
《遊びを選ぶポイント》
それぞれお子様の年齢・発達に合わせたもの、もしくは簡単に出来そうなものから選ぶと「できた!」と達成感や自己有能感(自分はできる!と思える気持ち)を感じることができるので、楽しんで遊ぶことができます。
誤飲に注意して大人の方と一緒に遊ぶようにしてください。
トイレットペーパーの芯を通るサイズの物は、誤飲してしまう可能性がありますので、ご注意くださいね。
吹く遊びには、言葉の獲得の手助け以外にもこんな効果もあります
・肺活量が鍛えられる
・心肺機能が鍛えられる
・腹筋が鍛えられる
(乳児の腹筋が未熟であることが、起因となる便秘解消にも効果がある。と小児科の看護師さんからお聞きしました)
・滑舌がよくなる
ストローではなくコップ飲み!
「遊び」ではありませんが、口腔機能の発育という面からは、ストローではなくコップ飲みを私はオススメします。
「ストロー飲み」「スパウト」というステップは発育の視点から考えると必要ありません。
コップ飲みは口腔機能の発達にも良い。と小児科医・小児歯科医・作業療法士の方からもお聞きします。
コップ飲みを行うことで内舌筋(ないぜつきん)という筋肉を鍛える事ができます。
その筋肉が発達することで、舌をスムーズに動かしたり・舌の形を変える事が出来るようになり、正しい発音へと繋がっていきます。
コップ飲みは、舌運動の巧緻性を向上させて、口腔機能の発育にも繋がります。
ストローを使って飲むことは、コップ飲みがしっかりと出来るようになってからがオススメです。
滑舌やよだれの多い子も
口の中の筋肉が発達すると、
滑舌が良くなったり、
ヨダレがたくさん出るというお子さんも
改善されていきますから、
ぜひ口を使う遊びやコップ飲みなどを
試して続けてみて欲しいと思います。
発語には大きな個人差があります
ただし、発語には大きな個人差がある事を知っていて欲しいと思います。
特に0歳・1歳・2歳の発達の個人差は非常に大きいです。
V6の岡田准一さんは3歳になるまで一切喋らず、
お医者さんに連れて行っても
「個性だね」と言われ続けていたそう。
そして3歳の時に突然、
家族の前で初めて喋った言葉が
「それは違うと思うな」だった
というエピソードを最近、耳にしました。
彼の場合には、
喋れなかったのではなく、
喋らなかったのかもしれないですね。
面白いですよね。
また、宇宙の法則にも関わる
相対性理論を発表し、
ノーベル賞物理学賞も受賞した
アインシュタインは発語が遅かった。
ということを、
ご存知な方も多いのではないでしょうか。
今のお子さんの姿を見守ってあげてください
発語には大きな個人差があるとはいっても、分かりやすいので、発達過程を無意識に比べてしまいがちなものの1つかもしれません。
「〇〇ちゃんは、お話上手ですね〜。うちの子、まだ全然ダメで。」
とお子さんの目の前で、お友達のお子さんを褒める時に、我が子をつい謙遜して話してしまったり、
「〇〇って言ってごらん。」
と言葉を強要してしまったりする事は、避けた方がいいでしょう。
子ども達は、話さなくても大人が思う以上にたくさんのことを感じています。
「自分はダメなんだ」と感じ自尊心が傷ついたり、強要がプレッシャーになることで、更に言葉が出てこなかったりする事に繋がってしまうかもしれません。
周りを見て焦る気持ちがあるかもしれません。
でも、お子さんにはそれぞれのお子さんのペースがあります。
そのペースをぜひ見守っていただきたいのです。
目の前のお子さんの出来ないことに
目を向けるのではなく、
今出来ていることに
目を向けるような視点を、
周りの大人が持とうと意識をすることは、
お子さんにとっても
保護者の方にとっても
「生きやすさ」に繋がるのではと感じています。
ぐちゃぐちゃ遊び®認定 浦和親子教室 「未来あそびラボ」
日本乳幼児遊び教育協会
ぐちゃぐちゃ遊び®認定教室
「未来あそびラボ」は、埼玉県さいたま市浦和区(JR浦和駅)で活動中です。
ぐちゃぐちゃ遊び®は、
横浜市で1年待ちの日本乳幼児遊び教育協会・会田夏帆さん考案の
「アート×あそび×乳幼児教育」を通して「自分らしく生きる力」を育てる親子教室です。
子供をありのまま認め主体性を育む、
そんな環境を私は作っていきたいと思っています。
ありのままを認めてもらえた子供は
自分らしく生きることが出来ます。
そして、自分らしく生きる事こそが
「幸せに生きる」という事だと私は信じています。
コメント