【脳育】手先が器用な子の性格が「おだやか」な理由・特徴

 

こんにちは。
浦和親子アート教室 未来あそびラボのかくこうみずほです。

今日は、どうして手先が器用な子の性格が
「おだやか」なの?

についてお話していきます。

子どもの性格は、
出来れば短気だったり
気性が荒いよりも
「おだやか」に育って欲しい
と思う方が多いのではと思います。

「穏やか」な性格とは?

今回お話する穏やかな人とは、
感情のコントロールが出来る人のことになります。

感情のコントロールが上手な人は、
感情にまかせて相手を怒鳴ったり、
責め立てず、
「怒り」という感情があったとしても、
ぐっと一度、湧き出た感情を飲み込んで、
冷静に自分の感情と瞬時に向き合える、
心が安定している人のことです。

(「怒り」という感情も、大切な感情の1つです。
詳しくはまた次の機会に。)

どうしたら、感情をコントロールする力が育つのか?

実は、感情のコントロールと
手・指先の運動は、
脳の「前頭葉」という同じ部位で司っています。

指先で細かな運動をするときには、
前頭葉が活発に働いています。

繰り返し、
その部位を使うことで
脳はより発達していきます。

そのため、
脳が90%完成すると云われている6歳頃までに、
手・指先を使う遊び・運動を
繰り返し行うことで前頭葉の発達が促進されます。

前頭葉が育つということは、
同じ部位が管轄している
「感情をコントロールする力」も
一緒に育っていくということです。

脳を育む最強の遊びは「外遊び」

脳を育む最強の遊びは
「外遊び」だと云われています。

自然の中で自由に身体を使って遊ぶことが、
子どもの成長にはより良いということです。

例えば、秋の公園で、
どんぐりや松ぼっくり・落ち葉を拾うには、
手・指先を動かします。

コンクリートとは違って、
起伏のあるところを歩けば、
バランス感覚が自然と育ちます。

太陽の暖かさ、
風の暖かさ・冷たさ・生ぬるさは、
皮膚感覚を、
光の眩しさ、自然の多彩な色は、
視覚を刺激してくれます。

鳥や虫、飛行機、ヘリコプターが飛ぶ様子、
落ち葉が落ちてきたり、
風に舞う様を見れば、
動体視力が育ちます。

鳥や虫の鳴き声、
落ち葉が落ちる音、
どんぐりや落ち葉、
砂利を踏む音は、
聴覚を刺激してくれます。

花の蜜を吸えば、味覚を刺激してくれます。

様々な感覚を満遍なく刺激して、
脳を育んでくれるのは「外遊び」です。

もし

脳育や知育が良いというけれど、どうしたらいいの?
何をしたらいいの?

と迷ったら、
是非いつもの公園へ遊びに行ってください。

お金がかからない上に、
何かを用意する必要もなく、
とってもお手軽ですが、
どんな知育玩具よりも脳の発達に
優れているなんて嬉しいですよね。

知育玩具を商売にしている人たちは、
商売道具のオモチャが売れなくなると困るので、
なかなか言葉にしませんが
「自然の中で自由に遊ぶ」に勝るものはありません。

手・指先を使う遊びを行うときの注意点

それでも、
どうしても外遊びが出来ない時もありますよね。

そんな時に、
もし手・指を使う玩具で遊んで欲しい!
と思った時には、
子どもの発達ペースに合わせるようにしましょう。

 
 
 
 
 
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例えば、0歳・1歳の子に
いきなり紐通しは難しすぎます。

また1歳・2歳の子に、
将棋棋士の藤井聡太さんが
幼少期に作っていたことで有名になった
ハートバッグを作らせるというのも、
やっぱり難しすぎます。

また4歳、5歳、6歳でも、
興味がない子にハートバックを作らせるというのも違います。

その子その子によって、
発達速度や興味・関心は違います。

力を伸ばすのは、
その子の発達や興味に合っていて、
本人が「楽しい!」と自ら進んでする遊び
です。

ハートバッグを作る事そのものが良いのではなく、
当時の藤井聡太さんの発達と興味に
バッチリあっていた遊びだから素晴らしいのです。
もちろん、発達や興味・関心が本人に合えば、ハートバック作りは、手・指の巧緻性、集中力を高める素敵な遊びです^^

1番身近にいる
お母さん・お父さんにしか出来ないことは、
お子さんの様子を見守り・観察し

「どんな事をやりたがっているのか?」
「今、何が出来るのか?」
「どんな動きを繰り返ししたがるのか?」

に、たくさん気づいてあげる事です。

もし親として、
遊んで欲しい玩具などがある時には、
まず私たち親が楽しんで遊ぶ姿を
たくさんたくさん見せてあげることが大切です。

そして、興味を持ったときにだけ
「〇〇ちゃんもやってみる?」とお話してあげてください。

興味を持って、自ら遊ぶ事で
「やりたい!」という意欲も育っていきます。

もしお子さんが
「やりたくない」
場合には

「この遊びはこの子にとって今じゃないんだね、次を探そう!」

 

と前向きに考えてくださいね。

「やりたい!」という意欲がある時にこそ、
その力が伸びます。

そして、
そのオモチャは大人が「遊ばせたい」遊びだということは覚えていてくださいね。

買ったオモチャで遊んで欲しい!と思ったら出来ること
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最近の我が家の場合(2歳2ヶ月の娘)

どんぐりと松ぼっくりで、
最近は毎日おままごとをしている娘。

大好きなどんぐりを、
トングで移動する遊びをしています。

この遊びは、手指の巧緻性を高めてくれます。

私たち大人にとっては、とても簡単な動作ですね。

でも、2歳くらいの小さな子供にとって、
トングを正しい位置で握り、
どんぐりを1つ掴むために
トングにギュッと力を入れて閉じ続け、
狙った小さなスペースに持っていき、
そこで力を緩めてトングを開くという作業は、
とっても集中力の必要な緻密な動きになります。


画像のトングは、軽くて柔らかく尖った箇所もなくサイズもコンパクトです。
また、子どもの小さなお手々でも使いやすいので、初めてのトングデビューにもオススメです。

このトングも、トレーも100均です。
確か、Seriaだったはず・・・
かなり前に購入したもので記憶が曖昧ですみません。確認でき次第、追記します。
→ダイソーでした^^

どんぐりと松ぼっくりは、
虫対策で煮沸して、しっかりと乾かしてから遊んでいます^^

娘の場合は、大好きなどんぐりとおままごとの流れで、この遊びを楽しんでくれています。

そのため、全ての2歳のお子さんが、
この遊びに興味を持つか?というとそうではありません。

その子その子に、
発達のペースがあり興味・関心が違います。

最も身近にいるお母さん・お父さんだからこそ、
気付ける遊びが、きっとありますよ^^

言葉の発達と感情表現

言葉の発達も感情表現と深い関わりがあります。

自分の気持ちを言葉で伝えたときに、
親や身近な大人にその気持ちを分かってもらえる。
寄り添ってもらえる。という経験を重ねていくことで、
激しく泣くなどの癇癪に頼らなくても良いということを知っていきます。

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子供をありのまま認め主体性を育む、
そんな環境を私は作っていきたいと思っています。

ありのままを認めてもらえた子供は
自分らしく生きることが出来ます。

そして、自分らしく生きる事こそが
「幸せに生きる」という事だと私は信じています。

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