【1・2・3歳】おうち遊びで動きの基本・ボディイメージを育てる/暇・退屈な時間が想像力・行動力・考える力を育む話

こんにちは。

浦和親子教室 未来あそびラボ かくこうです。

コロナ渦で自粛が続き、おうち時間が増えている方も多いのではないでしょうか?

先日、オンラインで「パパ・ママ向けお話会」を開催しました。

おうちでの過ごし方について、ご質問を頂き、我が家のおうち遊びをいくつか紹介しました。

言葉だけだと伝わりにくかったと思いますので、改めてお伝えします。

牛乳パックで、平均台あそび

突然ですが、歩き出して暫くたち
歩行が安定してきた頃、
お子さんが道路の白線や縁石の上を歩きたがったりすることはありませんか?

それは、お子さんが本能的に
「体幹やバランス感覚を鍛えたい・育てたい」と思っているタイミングです。

ある特定の事柄に強い興味・関心を持ち、その能力を体得したい!

と本能的に感じる時期の事をモンテッソーリ教育では「敏感期」と言います。

道路の白線や縁石、点字ブロックの上を歩きたがる時期にオススメなのが、おうちで平均台遊びです。

体幹やバランス感覚、思った通りに身体を動かすために必要なボディイメージを遊びながら鍛えてくれる平均台あそび。

強度が強い面・弱い面があるので、上下が分かりやすいよう赤いシールを貼っています。

牛乳パックの幅は意外と狭いので、
・歩行が安定
・小走りで走れる
・ジャンプっぽい動きが出来るようになってから遊ぶのをオススメします。

その前段階では、
床にマスキングテープを貼って、
そこをママやパパが、
忍者になりきったりして、
ゆっくりとモデル歩きをイメージして歩いて見せます。

最初は、ただ普通に歩いて渡るだけかもしれませんが、何度も歩く姿を見せていると、少しづつ少しづつ、一本の細い道を歩くように歩いてくれます。

画像ではプレイマットの上ですが、硬いフローリングの床の上の方が安定するので、最初はフローリングの上から始めるのをオススメです。

またスタート地点とゴール地点を決めると、一方通行というルールにも自然と触れる事ができます。

一方通行というルールが分かると
「公園の滑り台は階段を登って、滑って降りる」などの公共のルールにも親しみやすくなります。

こちらのサイトに作り方が詳しく紹介されていました。

中に7本詰めると記載がありましたが、大人も遊びたかったので強度を高めるために、我が家は9本の牛乳パックを詰めました。

パパが乗って強度を確認しました

約65キロのパパが乗っても全くびくともしないほど頑丈でした^^

お子さんが遊ぶ前には、必ず大人の方が試してみて安全を確認するようにしてくださいね。

手作りのジャングルジム

2歳4ヶ月の娘が家にある椅子や脚立を集めて、手作りのジャングルジムを作って遊ぶことに、励んでいます。

突然、椅子を画像のように並べだして遊びだしました。
それからは毎朝、椅子を並べるところから娘の一日は始まります。

・椅子を並べる
・椅子を渡る
・椅子を跨ぐ

ただそれだけの遊びですが、
楽しみながらボディイメージが鍛えられる遊びです。

「どれくらい高く足をあげれば、椅子の背もたれをまたげるかな」
「手は、どこを掴めば・どのくらいの強さで握れば、片足立ちの身体を支えられるのか?」
「身体をどのくらいひねろうかな」

と自分の身体の動きを、お手製のジャングルジムに合わせるように、無意識に試行錯誤しながら遊ぶことができます。

この過程で、ボディイメージが自然と育っていきます。

「楽しそうだな」
「やってみたいな」

と思う遊びの中で、身体をたくさん使う経験をしていきましょう。

ボディイメージについて

突然ですが、
「目を閉じてください。そして、右手で左膝を触ってください」
と云われたら触れますか?

殆どの方が触れるはずです(^^)

これがボディイメージが育っているということです。

この様なボディイメージは、
生まれたばかりの赤ちゃんにはまだありません。

生まれたばかりの赤ちゃんは、
自分の身体の境界線が、
どこまでなのか、ふわふわとしていてまだ分かりません。

ボディイメージの発達は、
運動をする時だけではなく
生活動作(洋服の着脱・食事など)にも必要です。

例えば、
お子さんが小学生になったとき
「スプーンやお箸が上手く持てない」
「食べこぼしが多い」

という困りごとの背景には
「手を思うように動かしにくい」
というボディイメージの未熟さが関係しているかもしれません。

また「Tシャツを上手く脱げない」
という困りごとの背景には、

「手をどの角度で動かせば良いか分からない」
「頭をどの角度で合わせれば良いか分からない」

という身体イメージの問題が隠れているのかもしれません。

絶対に皆が皆やるべき遊び!はありません

2歳4ヶ月の娘が
「体幹やボディイメージ・バランス感覚」の敏感期、真っ只中であるために、今回のおうち遊びは、アクティブなものをご紹介しました。

もちろん、いま娘と同じ様に
縁石の上を歩くことが大好きなお子さんは、今回ご紹介した遊びを興味を持って楽しめるかもしれません。

お子さんそれぞれの興味・関心は
当たり前に違いますので、
もしお子さんが興味を示さずやりたがらなくても
「全然興味を持ってくれない!どうして?やらせなきゃ!」と心配になる必要はまったくありません。

大切なことは、お子さんが
「いま楽しんでやっていること」
「繰り返しやりたがること」

は何かな?と普段から興味を持ってよく観察してみる事です。

子どもをよく見ると、
その子がいま「伸ばしたいと思っている能力」が見えてきます。

そして、それは
一番身近にいるパパ・ママだからこそ出来ることです^^

暇な時間・退屈な時間が子供の想像力を育む

自粛が続く中で、
お家で過ごす時間が増えた方も多いと思います。

そうすると、
・お子さんがボーッとしていたり
・何もしないでいる姿を見ると
「何かをやらせなきゃ」と焦ってしまうことがあると思います。

しかし
「暇な時間」
「退屈な時間」
はとても大切です。

この一見、
暇そうに見える時間にこそ、
想像力が育まれています。

やる事がたくさんある時には、
それを「こなすこと」が目的になってしまいがちです。

しかし、目の前のことをただただこなしているばかりでは、子ども達の考える力は育ちません。

退屈だと思える時間こそ、
子ども自ら

「これから何をしようかな?」
「あれをやってみようかな?」

と自発的・主体的に考える事が出来る時間になるのです。

大人からすると
暇そうにも思える時間や
ただただ退屈そうにダラダラしている姿が
実は、子ども達の
考える力や行動力、想像力を広げてくれているのです。

子供が、ボーッとただただ宙を眺めている、そんな時に

想像力を養っているのかも。ちょっとそっとしておこう!

と思えると、
その時間を尊重しよう!と思えるのではないでしょうか?

何かをやらせなきゃ!と焦ってしまうことがあるかもしれませんが、子ども達は「今」自分が伸ばすべき力・伸ばしたい力を本能的に知っているものです。

私たち大人に出来ることは、
本人の意志とは関係なく
大人がさせたい事をさせるのではなく、
極端に危ない物は手の届かないところに片付けて、子どもが出来るだけ

・自由に遊べる空間
・時間
を保証してあげることです。

また、擦り傷や切り傷など多少の怪我は「痛みを知る」という大切な経験です。

痛みを知っているからこそ、
自分を大切にしたり、周りの人に優しく接する事や手加減ができるようになります。

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「乳幼児教育×アート×あそび」を通して「子どものやりたい!」という気持ちを尊重し、意欲や挑戦する心を育む造形教室です。 「上手い・下手」「ダメ」のない世界で、子供をありのまま認め主体性を育み「自分らしく生きる」土台をつくる親子のための教室です。
日本乳幼児遊び教育協会
ぐちゃぐちゃ遊び®認定教室
「未来あそびラボ」は、
埼玉県さいたま市浦和区(JR浦和駅)で活動中です。

ぐちゃぐちゃ遊び®は、
横浜市で1年待ちの日本乳幼児遊び教育協会・会田夏帆さん考案の「アート×あそび×乳幼児教育」を通して「自分らしく生きる力」を育てる親子教室です。

子供をありのまま認め主体性を育む、
そんな環境を私は作っていきたいと思っています。

ありのままを認めてもらえた子供は
自分らしく生きることが出来ます。

そして、自分らしく生きる事こそが
「幸せに生きる」という事だと私は信じています。

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