「幸せ」になるには「自分で決める」ことが大切

子育て情報

こんにちは。
浦和親子教室「未来あそびラボ」の
かくこうみずほです。

モンテッソーリ教育では
「選択の自由」が大切にされています。

2018年に神戸大学社会システムイノベーションセンターの西村和雄特命教授と同志社大学経済学研究科の八木匡教授により「自己決定」が幸福感に強い影響を与えていることを明らかにしました。

調査方法

全国の20歳以上70歳未満の男女2万人に行われた調査です。

自己決定度を評価するにあたっては
「中学から高校への進学」
「高校から大学への進学」
「初めての就職」について、
自分の意思で進学する大学や就職する企業を決めたか否かを尋ねました。

調査結果

幸福感に与える影響力を比較したところ、
健康、人間関係に次ぐ要因として、
所得、学歴よりも
「自己決定」が強い影響を与えることが分かりました。

図:主観的幸福感を決定する要因の重要度(標準化係数)
注)学歴は説明変数として統計的に有意ではない。

 

これは、自己決定によって進路を決定した人は、
自らの判断で努力をすることができ、
成果・結果に対しても責任と誇りを持ちやすくなります。

そのため達成感や自尊心が満たされ、幸福感が高まることにつながっていると考えられます。

日本は国全体で見ると
「人生の選択の自由」の変数値が低く、
そういった社会の中で自己決定度の高い人が、
幸福度が高い傾向にあることは注目すべきポイントです。

参照:Published: Nishimura, Kazuo and Tadashi Yagi, 2019. “Happiness and self-determination – An empirical study in Japan,” Review of Behavioral Economics, Vol. 6(4), pp. 312-346

自己決定は経験で培われる

小さな頃から自分のことは自分で決めるという経験を繰り返すと、人生に関わる大きな決断も自分の意志で決定出来るようになります。

「決断する」というと大変なことのように感じますが、少ない選択肢から決めるということを繰り返し経験していくことが大切です。

親の敷いたレールを歩かされて、自分で決める・選ぶという経験をしないまま成長すると「親の指示を待つ」「自分の頭では考えられない」大人になってしまいます。

赤ちゃんは皆、自己決定力を持って生まれてきています。
その力を親が代わりに決めてしまうことで奪うことなく、伸ばしてあげたいですね。

赤ちゃんの頃から出来る選択

ねんね期の赤ちゃんに2つのオモチャを目の前にかざし「どちらが欲しい?」と声をかけて待っている(待つことが大切です)と視線や指先の動きで、欲しい方を一生懸命、伝えようとしてくれます。

遊ぶオモチャや使うものは出来るだけ選ばせてあげると良いでしょう。
選択肢が多いと選ぶことが大変になってしまうので、出来れば2つから選ぶことをオススメします。

少し大きくなって同じ絵本を何回も(時には同じページだけを繰り返し)持って来て読んで欲しがるときがあるかもしれません。
そんな時に「この本は何回も読んでいるから違うのにしたら?」とせっかく選んで持ってきた気持ちを蔑ろにせず、是非子供の気の済むまま付き合ってあげて欲しいなと思います。
そうすると、自分が選んだ意思をお母さん(お父さん)は尊重してくれる。という事も学べます。

娘は1歳半ころに1日30回くらい同じ本を読んで欲しがる日が何日も続き、時間がなかったり疲れていることもあったので「ママ疲れちゃったから、これが最後の1回ね。」と言うこともありました。
私は保護者が子供に素直に気持ちを伝えることも、とても良いことだと思っています。

ママも人間。
疲れる日もあり、体調が優れないときもある。
出来ない日は出来ないで良いと思います。
素直に感情を伝えることで(感情的には伝えず普通のトーンで)お母さんにもお子さんと同じく意思があり「何でも言うことを聞いてくれる人」ではないことを早い段階で分かってもらえると思います。
ポジティブな感情を素直に伝えられるとより良いですね。
「ママ嬉しい!」「ママも楽しい!」「ママ〇〇ちゃんが大好きだよ」など。

 

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