こんにちは。
浦和親子アート教室「未来あそびラボ」の
かくこうみずほです。
子育てをしていると
「子供の自己肯定感を高めよう!」
「自己肯定感は大切」
といった話を耳にする機会が度々ありませんか?
・自己肯定感が大切なのは分かっているけれど、どうやったら高くなるの?
・自己肯定感が高い子供は、どうして高いのか知りたい。
という疑問をお持ちではないでしょうか?
【まずは結論】
自己肯定感の高い親に育てられた子供は、自己肯定感が高くなります。
反対に自己肯定感の低い親に育てられると子供の自己肯定感も低くなります。
↓
親の自己肯定感が高いことが何よりも大切!
自己肯定感とは
「自分の可能性を信じ, 自分はできるんだという自信をもち,肯定的に自己を認識すること」
「ありのままの自分を受け止め、自己の否定的な側面もふくめて、自分が自分であっても大丈夫という感覚である」
(引用元:田島賢侍, 奥住秀之(2013),「子どもの自尊感情・自己肯定感等についての定義及び尺 度に関する文献検討 : 肢体不自由児を対象とした予備的 調査も含めて」, 東京学芸大学紀要. 総合教育科学系 64(2): 19-30.)
以前、お伝えした
自己承認とも繋がりのある自己肯定感。
・自己承認
(ありのままの自分を受け入れる)
・自己承認欲求
(ありのままの自分を受け入れたい)がともに満たされている人は、自己肯定感も高いということになります。
自己肯定感が高い人は、他人のことも肯定的に捉えることが出来ます。
自分に否定的な人が、他人を肯定的に捉えることは困難です。
子育てにおける場合には、
母親(父親)が自分を肯定的に捉えているからこそ「子供のことも肯定的にとらえてあげやすい」という事になります。
行動(出来事)は同じ
子供が家のソファを何度もよじ登っています。
あなたはどう思いますか?
【A】危ないからやめて。
少しは落ち着いて遊んで欲しい。
ソファカバーが乱れて、何度も何度も直すのも面倒だから困る。
【B】よじ登って身体を使う練習をしているんだね。
バランス感覚やボディイメージも養われそう。
落ちてもそんなに高い高さではないし、
周りに危ないものもないから、
もし落ちたり転んでも、それも経験かな。
どちらも子供の行動は同じです。
違うのは、親の捉え方です。
最近、こんな出来事がありました。
私は、娘がハイハイをするようになった頃から公園でハイハイさせていました。
そうすると、初対面の方から
「お洋服汚れちゃうよ」
「痛いんじゃない?」と声をかけられたり「わー、公園でハイハイさせちゃってる」という否定的な視線を感じたことが何度かあります。
それでも、私がまだ歩けない娘を公園に連れて行き地面におろすのは
・ハイハイが身体を作る上で大切なことを知っていて、たくさんハイハイして欲しい
・小さな内から、他のお友達が遊んだりしている姿を見て欲しい
・家のフローリング・畳・プレイマッットではなく、自然の土や草の触感(冷たい・かたい・柔らかい・チクチク・湿り気など)や匂いを感覚を通して感じて欲しい
といった理由からでした。
現実で起こっている子供の行動や出来事は、まったく同じでも人の捉えかたは様々です。
子供が行っている行動を、
肯定的に捉えてあげると
子供の自己肯定感は高くなり、
否定的に捉続ければ低くなっていきます。
自己肯定感を育てるためには、人的環境(身近な大人の接し方)が強く影響を与えます。
子ども達は、大好きなママ・パパにこそ
「肯定して欲しい!」
「認めて欲しい!」と願っています。
言葉が咄嗟に出てこなければ、
・笑顔で見守る
・目が合ったら微笑む
これだけでも伝わりますから大丈夫です。
いきなり全てを肯定するのは難しい
子供の良くない・やめて欲しい。と思っている行動全てを、いきなり肯定的に捉えることは難しいですよね。
まずは、当たり前に
「子供が出来ている」ことを
口にして認めてあげてください。
当たり前に出来ていると
見過ごしがちですが、
その当たり前は
数ヶ月前・数年前には
「始めて出来た特別なこと」だったはずです。
・歩くこと
・お話すること
・階段をのぼること
・自分でご飯を食べられること
・靴下をはくこと
・靴をはくたこと
・洋服を着れること
・コップで水が飲めること、
・椅子に1人で座ること
・手を洗うこと
・・・なんでも!
褒める必要はありません。
「お家から公園まで歩けたね」
「お水をこぼさず飲めたね」
「ごはんを食べられたね」
「階段を1人で昇れたね」
「靴下をはけたね」
「靴をはけたね」
ありのままの事実を、ただそのまま伝えることが「承認する」ことに繋がります。
大人の自己肯定感を高める
自分のことを丸ごと肯定的に捉えることは、意外と難しいことかも知れません。
それでも、自己肯定感を高めていくことは出来ます。
大人の場合も同じです。
自分がその日に出来たことをメモしてみてください。
特別なことじゃなくて大丈夫です。
・1人で眠って起きれた
・朝カーテン・窓を開けて、換気できた
・子供の朝ごはんを作ってあげた
・自分も朝ごはんを一緒に食べられた
・食器洗った
・家族の分の洗濯物も洗って干した
・・・・などなど
自分が出来たことを可視化してください。
出来れば、そのメモは捨てずに取っておいてくださいね。
これを続けると、自分は出来る人間だと肯定的に思いやすくなります。
ここで大切なことは
出来なかったことには
「目を向けない」ということです。
例えば、
「今日はごはんを作れなくて夕飯はお弁当を買ってしまった」
「本を読むつもりが3頁しか読めなかった」と考える必要はありません。
考えてしまった時には
「夕飯はお弁当を買って食べられた。」
「今日は忙しかったのに3頁も読めた」と変換してみてください。
すぐには出来ないかもしれません。
でも、習慣で人は変わります。
思考の癖は7歳で出来ると言われていますが、大人になっても変えられます。
・変えたいと思う
・気がつくこと
・変えられると信じること。が大切です。
癖なので変えるには時間はかかりますが、脳には可変性という性質があり死ぬまで変化を続けることが出来る。という特性があります。
そして、思考の癖が変わると考え方が変わり、行動も変わります。
そもそも、私も自己肯定感が高い人間か?と云われるとそうではなく、出来ないことに目を向けてしまいがちな所がありました。
出来ないことは、目立って感じます。
でも自己肯定感を高く保ちたい!という願いから、ポジティブに物事を捉えることが出来るように今でも練習し続けています。
一緒に自己肯定感を高めていきましょう!
子供の行動を肯定的に捉えやすくなるには、子供の発達に関する知識があるともっともっと楽になります。
長くなってしまったので、また次回。
ぐちゃぐちゃ遊び認定 浦和親子教室 未来あそびラボ
ぐちゃぐちゃ遊び®認定教室
「未来あそびラボ」は、
埼玉県さいたま市浦和区(JR浦和駅西口より徒歩8分)にて活動しています。
ぐちゃぐちゃ遊び®は、横浜市で1年待ちの
日本乳幼児遊び教育協会 会田夏帆さん考案
「乳幼児教育×アート×あそび」を通して「自分らしく生きる力」を育てる親子教室です。
子供をありのまま認め主体性を育む、
そんな環境を私は作っていきたいと思っています。
ありのままを認めてもらえた子供は自分らしく生きることが出来ます。
そして、自分らしく生きる事こそが
「幸せに生きる」という事だと私は信じています。
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