最近、話題のモンテッソーリ教育はローマで始まりましたが、日本発の幼児教育方法の1つとして「ヨコミネ式」があります。
ヨコミネ式は、女子プロゴルファーである横峯さくらさんの叔父である横峯吉文氏が鹿児島県で保育園を運営していく中で、30年にわたり、子供と向き合い観察した結果生み出された「自ら学ぼうとする力」に注力した教育法です。
ヨコミネ式を知れば知るほど、モンテッソーリ教育と似ていると感じる点がたくさんありました。
ヨコミネ式を調べたきっかけは娘の幼稚園を探すためでした。
残念ながら自宅から通える範囲で「ヨコミネ式」導入園がなく通うことは出来ないのですが、考え方や取り組みの中には「おうちモンテ」ならぬ「おうちヨコミネ」として取り入れられそうな点がいくつかありました。
「ヨコミネ式」と「モンテッソーリ教育」の共通点
- 教育の目的が「子供の自立」である
- またモンテッソーリ教育で云われる「敏感期」は、ヨコミネ式では「臨界期」と考えられている
- 乳幼児期(〜6歳)が発達の中で、特に大事な時期であると考えている
- 「模倣(マネ)する力」が発達をより促すとして異年齢での活動を大切にしている
- 少しだけ難しい課題に取り組むことが好きだと考えている
根本的な考え方がとても似ているなと感じます。
どちらも子供が主体性を持って活動することを非常に大切にしています。
ヨコミネ式は経験で培われた教育方法
ヨコミネ式は、横峯吉文氏が子供と30年に渡って向き合い続けて生まれた教育方法です。
子供をよく観察してつづけて(ここもモンテッソーリ教育と似ています)今も変化・改良が継続して行われているメソッドです。
このため10年前のヨコミネ式と今現在のヨコミネ式では、現在行われているヨコミネ式の方がより洗練された進化版と云えます。
私が好きなヨコミネ式の考え方
ヨコミネ式の考え方で私が好きなものを紹介します。
- 子供は競争することが大好き
競うことで向上心が生まれる。 - しつけとは「悪い習慣を良い習慣に変えてあげること」
習慣づけがラクにできる6歳までが勝負。 - 教えるのではなく、力をつけさせてあげる
- 褒めることよりも「認めること」が重要
- 子供はみんな天才!落ちこぼれも、出来ない子も、伸び悩む子もいない。だけど「時間のかかる子」はいる。時間をかければ必ず伸びる。
- 無理にやらせず、出来る子の姿を見せる
無理にやらせると「やらされている」と感じ子供は集中しない。
集中しないので能力も伸びない。
ヨコミネ式もモンテッソーリ教育も子供たち皆が「成長する力」を持っていると心の底から信じているんですよね。
身近な大人達が「あなたは何だってやろうと思えば出来るよ」と信じている環境は、子供が自立に向かって正しく能力を伸ばすことに必要だと強く感じます。
生まれたばかりの子が寝返りをうち、はいはいが始まり、つかまり立ちをする。
誰も教えていないのに、わずか1年で歩けるようになる。
この子供の成長モデルが「ヨコミネ式の教育」です。
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